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何がそう思わせたのかは置いておくとして、日本の原子力技術は世界最高水準で、どんな自然災害にも堪え得るものであると信じていました。しかし、我々が目にしたものは、自然の力に対して対処無く弄ばれ破壊された無惨な原発でした。自らの力を過信し驕っていたと思います。
ごく一部の専門家や政治家が、その脆弱性に対して警告していたにもかかわらず、耳をかす事無く、この哀れな状況を作り出してしまったのです。 この愚かさを、この事態に至ってもなお気づかないような生物であるのであれば、恐らく自ら作り出した制御不能の物理現象によって滅ぼされても問題ない程度の愚かな生物であったと思わざるを得ません。 プルトニウムやウランなど何万年以上もの長い半減期の物質で汚染された土地は、半永久的に人は住む事ができず、セシウムやストロンチウムで汚染された土地は100年以上人は住むことが出来ないでしょう。 かろうじて人が住める土地でも、その土壌・海洋汚染の問題は深刻で、農業、畜産、酪農、漁業は実質上、諦めざるを得ません。 広範囲に渡って大気や土壌、食物が汚染されたことによる晩発的人的被害も、チェルノブイリの経験からするに、まず小さな子供から4~5年後に有意に見られるようになると思います。これは明らかに政府やマスコミ, 御用学者の無策、放射線被ばくの過小評価による過ちです。 たった一回の事故で、このような広範囲かつ甚大な被害や、経済にも計り知れない損失を『たかが発電機』によって我が国が被る。このような非常に高いリスクを負ってまで原子力発電を続ける事が賢明であるとは私には到底思えません。 原発の経済性を語るのであれば、その経済性が故に安全性を犠牲にする事はなかったのかと。つまり経済性を至上命題とする株式会社が、安全性確保の為に莫大な資金を要する原発を所有するという矛盾と構造的危険性を孕んでいる事になります。 実際に、例えば制御棒の欠損による臨界事故などの重大事故に結びつく事例が過去に何例か起きています。内部告発によって発覚したこれらの事故は隠蔽されていたのです。 明るみに出ている事故は恐らく氷山の一角でしょう。 福井にある高速増殖炉もんじゅも、ナトリウムとアルゴンガスで満たされた圧力容器のなかにある、燃料棒を取り出す為の3.3tのアームが落下し、これを取り出す事のできない事故が現在も進行中の事故として発生しています。ナトリウムは空気と接触すると激しく燃えるため、圧力容器を開けたとたん爆発炎上という事態になります。ですので、アームを取り出したくても圧力容器を開けることが出来ないのです。つまり、人類にはどうにもできない状態に陥っています。 ネット等をみていますと、今、多くの方が心配しておられるのは浜岡原発です。いつ発生してもおかしくない東海地震が発生した時に、浜岡原発は無事でいられるのでしょうか? 福島第一原発の経験から、100%大丈夫という事は無いことを学びました。 浜岡原発で福島第一原発事故と同じ規模の災害が起きたら、恐らく日本は首都を放棄せざるを得ないと思います。実績上たかだか180万kW程度の発電力しかない、ただの『発電機』のためにです。その時の人的・経済的損失は如何程でしょうか? このような高いリスクは絶対に避けるべきで、当面、化石燃料や天然ガスによる発電と、風力、太陽光による自然発電に退行すべき時だと思います。平行して国家プロジェクトとして新たな代替エネルギーの研究に注力しなければならないと思います。もちろん、原子力技術も後の安全性のブレイクスルーを期待して研究を続けるべきだと思います。 やれることは供給側だけではありません。たとえば電力の30%程度は照明に使われていると聞きました。可能な限りLED電球などの省消費電力製品に代替する事で、消費電力を抑えることができます。このような需要側の省消費電力化を国策として推し進める事も重要かと思います。 快適に過ごす為の手段によって日本国が滅びるなどという、あまりに愚かな本末転倒は何が何でも避けるべきだと思います。 (内閣府原子力委員会で募集している国民の意見に投稿したものです。)
by ngc1208
| 2011-04-17 01:21
| 放射能汚染
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